開咬(オープンバイト)でお悩みの方
開咬とは、奥歯が噛み合っているのに前歯が噛み合わない状態です。前歯で食べ物を噛み切れないので、奥歯に大きな負担がかかります。また、発音が悪くなることでコミュニケーションに支障をきたす場合もあります。
開咬になる主な原因
開咬の主な原因は、舌の動かし方の問題です。母乳を飲むときに舌と歯茎をすり合わせるのですが、歯が萌えてくると口の奥で舌を使って飲み込むようになります。この変化が起きなかった場合に開咬になることが多いのです。
治療方法
インビザライン矯正での治療
開咬の治療では、前歯と奥歯を動かします。奥歯の噛み合わせが高いと、前歯よりも先に奥歯が噛み合うことで開咬になります。また、前歯が唇側に出てしまっていると、上下の歯が噛み合いません。
そのため、奥歯と前歯の両方をコントロールすることで改善が期待できます。開咬の矯正には、マウスピース型カスタムメイド矯正装置のインビザラインを使用します。インビザラインは、マウスピースが奥歯の噛み合わせの面を覆うことで、奥歯を沈み込ませます。また、前歯を手前に引き寄せる動きも得意としておいるので、開咬の治療に有効なのです。さらに、マウスピースが歯列を覆うことで、舌の癖による開咬の悪化も防げます。