しゃくれは、歯科の用語で反対咬合と呼ばれており、受け口と同じものです。上顎の前歯よりも下顎の前歯が前に出ています。見た目だけではなく、咀嚼や発音、滑舌などさまざまな部分に影響が及びます。

• 遺伝
• 上の前歯が内向きに生えて下の前歯が外側に生えている
• 咀嚼の際に顎を前に突き出す癖が幼少期から続いている
• 下顎の前歯を舌で押し出す癖が幼少期から続いている

受け口は、上の歯を前に出すと共に下の歯を中に引き入れることで改善できます。また、必要に応じて上下の骨格も動かします。受け口の原因によって治療方針が異なるため、具体的な治療法が気になる方は当院で診察や検査を受けてみてください。

治療期間は約2年です。骨格的な問題がある場合は外科手術が必要になるのですが、根本的な解決が可能なため、矯正装置を使用する期間を短縮できます。

インビザラインのマウスピースを装着することで、歯を内側へと戻して治療します。ただし、重度の受け口は骨格に原因がある場合が多いので、インビザラインでは改善できません。顎の骨の外科手術を行うことで受け口を改善します。

インビザラインは、歯列全体に均等に力をかけて矯正することに長けています。前に出ている歯を無理なく移動させることで、受け口の改善が可能です。また、歯が並ぶスペースが不足している場合は、抜歯が必要になる可能性があります。その際は、必要に応じてワイヤー矯正とインビザラインを併用します。