- 透明で目立たないマウスピース矯正「インビザライン」
- インビザラインの特徴
- このような方にインビザラインはおすすめ
- 他の矯正治療法との比較
- インビザラインの補助機能
- 口腔スキャナー「iTero」でインビザラインがより快適・精密に
透明で目立たない
マウスピース矯正「インビザライン」
インビザラインは、透明で目立たないマウスピース矯正の一種です。この方法は、ワイヤーを使用する従来の歯列矯正とは異なり、透明なマウスピースを歯に装着することで歯を動かします。
十数年前までは、主に軽度な不正咬合や、過去にワイヤー矯正を受けた患者さんの歯の後戻りを修正するために使われていましたが、現在ではその範囲が大幅に広がり、さまざまなケースに適用できます。
マウスピース矯正には他にも種類がありますが、インビザラインは全世界で1000万人以上の患者さんの治療に使用されているほどに実績が豊富なため、当院ではこの選択肢しかないと考えております。
インビザラインの特徴
目立ちにくい
インビザラインは透明なマウスピースを使用するため、矯正治療を受けていることが他人に気づかれにくいです。人と接する仕事をしている方や、矯正装置の見た目に違和感を覚える方にとって魅力的な矯正治療法です。
取り外し可能
インビザラインは簡単に取り外すことができます。食事の際には装置を外してこれまでどおりに食事を楽しむことができるほか、歯磨きや歯間ブラシを使った口腔ケアも容易です。
痛みや違和感が生じにくい
インビザラインはブラケットがないため、異物感や痛みが少ないことが特徴です。歯を段階的に移動させるため痛みを感じにくく、快適に治療を進めることができます。
通院回数が少なくて済む
インビザライン治療では、矯正の進行に合わせてマウスピースを交換しますが、治療が進むにつれて通院回数が減少します。治療の後半では通院が1~2ヶ月に1回程度になることもあります。
ホワイトニングと同時施術可能
インビザラインのマウスピースを利用して、矯正治療と同時にセルフホワイトニング(ホームホワイトニング)を行えます。これにより、歯の矯正と歯の美白を同時に進めることができます。
このような方に
インビザラインはおすすめ
金属アレルギーに心配がある方
インビザラインは金属を一切使用しないため、金属アレルギーの心配がなく、安心して治療を受けられます。
痛みや違和感を抑えたい方
インビザラインは1~2週間ごとにマウスピースを交換するため、ワイヤー矯正よりも歯の移動距離が少なく、痛みや違和感を抑えられます。
目立たない矯正装置を希望する方
透明で薄いマウスピースはほとんど目立たず、特に接客業や公の場で活動する方、外見に敏感な方に適しています。
食事を楽しみたい方
インビザラインは食事の際に取り外せるため、食べ物が装置に引っかかる心配がありません。
口腔内を清潔に保ちたい方
インビザラインは取り外し可能なため、これまでどおりに歯磨きができます。さらに、定期的に新しいマウスピースに交換するため、お口の清潔を保ちやすううえに、マウスピース自体の洗浄も簡単です。
通院回数を減らしたい方
インビザラインの通院頻度は1~3ヶ月に1回程度と比較的少ないため、忙しい方でも治療を受けやすいでしょう。
他の矯正治療法との比較
項目 |
マウスピース矯正 |
一般的なワイヤー矯正 |
舌側矯正 |
---|---|---|---|
目立ちにくさ | 透明で目立たない | 目立つ | 裏側に装置があり目立ちにくい |
装置の取り外しやすさ | 取り外し可能で食事や歯磨きが楽 | 取り外し不可で常時装着 | 取り外し不可で常時装着 |
衛生面 | 取り外し可能で清潔に保ちやすい | ブラケットが食事の際に汚れやすい | 食べ物が挟まっても気づくことが難しい |
痛み | 軽度の痛み | 中程度の痛み | 中程度の痛み |
抜歯の有無 | ほとんど不要 | 一部で抜歯が必要 | 一部で抜歯が必要 |
アレルギー | 金属アレルギーの心配がない | 金属アレルギーの心配がある | 金属アレルギーの心配がある |
コスト | 安い | 中程度 | 高い |
インビザラインの補助機能
アタッチメント
アタッチメントは、歯の移動を効率的に行うためのレジン(プラスチック)製のポッチで、事前のシミュレーションによって歯に取り付ける位置を決定します。通常、前歯にできるだけ目立たないように設置しますが、必要に応じて裏側にも配置されることがあります。
アタッチメントは突起物のため、インビザラインを外しているときには若干の違和感を覚えることがありますが、アライナーを装着している時間が長いためそれほど気になりません。
バイトランプ
バイトランプは、「過蓋咬合(ディープバイト)」を改善するために開発されました。上顎前歯の裏側に3mmの突起物を取り付け、それに下顎前歯がぶつかることで、上下顎前歯の圧下を促します。過蓋咬合の改善は、インビザライン治療において難しいケースの1つですが、バイトランプの使用により治療が容易になります。
IPR
IPRは、前歯のすき間を削ることで、抜歯を避けつつ前歯の歯並びを整える治療法です。歯のエナメル質を削るため痛みはほとんどありませんが、振動が伝わるために不快感が生じることがあります。
口腔スキャナー「iTero」で
インビザラインがより快適・精密に
当院では、インビザライン治療をより効率的で快適、かつ精密に行うために、口腔内スキャナー「iTero(アイテロ)」を導入しています。iTeroを使用することで、インビザライン治療の効率性や正確性が向上しました。
治療がスピーディになります
iTeroを用いた型取りは、歯をスキャンするだけで済みます。このスキャンデータはインビザライン本社にオンラインで送信され、迅速にマウスピースの製作が始められるため、治療を早く開始することができます。
歯の型取りが楽になります
従来の型取りで起こる不快感や嘔吐反射、型取りの失敗によるやり直しなどが不要です。治療における負担が軽減されます。
より精密な治療が可能になります
iTeroによる型取りでは、瞬時に6000枚分のデータを取得します。この高精度なデータに基づいて作成されたマウスピースは、非常に精密で治療効率が高いことが特徴です。